
ドイツとチェコとの国境に、ザクセンのスイスと呼ばれる国立公園(Nationalpark Sächsische Schweiz)がある。「雄大なテーブルマウンテンと深く刻まれたエルベ渓谷が、国境を越えたエルベ砂岩山脈を壮大なスケールで形作っています。」
岩山がにょきにょきと切り立っている、不思議で壮大な景観が有名なところだ。
8月下旬に総勢6人の女性たち(日本人4人+ベルギー人2人)で、ここに2泊3日の旅をした。お昼ごろにBad Schandau(Badは温泉の意)という駅に到着。
ここは温泉保養地として有名な観光地でもあるようで、周辺にはリゾートホテルも多い。しかしメンバーのうち、若者たちは学生だし、私たちは大人とはいえ日本人のため、円安事情によりぜいたくはできず、バックパッカー並みの節約の旅である。
駅からエルベ川を船で渡り、町の中心街へ向かう。チェコのほうからゆったりと流れくるエルベ川は古来より物流に利用されていたのだろう、川沿いに町が発達しており、船はバスのような交通手段になっている。
←船が出発するまでの時間に、腹ごしらえ。朝、家でつくってきたサンドイッチ。

川面のゆったり感が伝わるかな?
観光客が多い。
小さな町でも、中心に教会がある
村の観光案内所に行き、RoleとAliceがカウンターの女性とやり取り。
ハイキングのコースはどこも簡単に行けます、と言われて、あとでまたしても「ドイツ人の体力って?」となるのだが…ともかく。
地図を入手し、半日のトレッキングに出発した。
出発地は標高130mほどで、目的の岩の上は標高350m。標高差はたいしたことはないが、最初から階段の急登である。トレッキングコースはいくつもあって、家族連れで楽しんでいる人たちともすれ違った。
峡谷を登っていく、私たちの一行
だんだん岩が出現して、最後は岩の間に取り付けられたはしごをよじ登って岩の上へ。
この岩だが、岩肌を触ると砂岩であることがわかった。フォッサマグナの地質と似ている。きっとここは海底が隆起してできた砂岩に違いない。
果たして、あとで訪れた博物館における解説によると、岩の地質は白亜紀に海底だった砂岩で、その堆積物の厚さは数百メートルにも及ぶという。その後、地殻変動で隆起し、風化・侵食が進んで現在のような地形が形成された。
岩の上は絶景〜!!その岩の上の台地を歩いて移動し、再び急斜面を下るルートであった。
美しい地衣類が印象的だった岩
この砂岩がゴツゴツした感じ、松本の近くだと、京ヶ倉(生坂村)あたりの地質や地形が少し似ているなぁと思った。しかしさすがユーラシア大陸、スケールが大きい❗️それが延々と国境を超えて広がっているのだ。