すっかり落葉がすすんだ森のなか。
ここは長野県白馬村です。
落葉した森は、さみしいかんじがしますが、シダ類は常緑のものも多いので、冬の観察にはぴったりです。
白馬村は日本海側の気候の影響を大きく受けており、多雪地域です。ここももうすぐ、すっぽり雪の下になってしまいます。
オオイワカガミ。日本海要素の植物です。常緑のはずですが紅葉してる…
紅葉というのは、葉緑素が分解されてでてくる色なので、光合成はしていないってことなのかな?じゃあ常緑とはいわないのかな…
さて、樹木たちはすっかり冬支度ができています。
冬芽も愉快なものを見つけました。
これはオオカメノキ(スイカズラ科)。
なんだかおぎょうぎのよいかんじ。両手をぴったりあわせているようなかたちです。
これはオオバクロモジ(クスノキ科)。
真ん中が冬芽で、両側の丸いかたちのは、花芽です。
クロモジの花は、葉よりも早く春一番に咲きます。コブシやダンコウバイなど、春一番の花を咲かせる植物はもう秋のうちにその準備ができています。
これは、ホツツジ(ツツジ科)。
サンタのおじさんがたくさん!!…に見えませんか?
冬芽は表情豊かなのが魅力です。
ここは、私が訪れた2日後は雪となりました。