瞬き

2022年8月3日

  あの火山がつくった絶景の中に降りていって、 人間の時間をはるかに超えた時間軸で形成された湿地を訪れた     そこには 乾燥化が進んでいることを教えてくれるヨシが、どんどん茂りはじめてい […]

今に在ること

2022年7月28日

高山への少しハードな登山は、毎回 お天気も 体力も コロナも なにか事故があったらということも あれこれ心配や不安を抱えながら出発する。 行かないほうが楽だろうな・・・いや、でも、やっぱり行こう。 それは、私が勇気を出し […]

里山さんぽ

2022年3月5日

家から10分くらいのところにある、里山の散歩コース。 ここのところ、しばらく昼間の気温が上がってきて、10度以上になってきたので、久しぶりに出かけてみる。春のはじまりを見つけに。 このまえ白く凍っていたため池は、ずいぶん […]

自然を体験し、学ぶこと

2022年3月4日

先日、子どもたちへの自然教育について話をする機会があり、改めてそのテーマについて考えてみた。 私はこれまでに、大人向け、子ども向けの自然観察や学習会をたくさんやってきたけれど、ここにきて、知識で伝えたことって、ほとんど残 […]

氷と雪の世界

2022年1月31日

乗鞍高原は自宅から車で1時間ほどで行くことのできる、私のお気に入りの気軽なフィールド。 雪の乗鞍は、いつも3月ごろ、あたたかくなって積雪は多いけれど、落ち着いてきたという頃に行くことが多かった。けれど今回は厳冬期に2回も […]

フィンランドのサウナ

2022年1月23日

「フィンランドのおじさんになる方法。」という、私のお気に入りの本のなかにサウナの話がでてくるのを覚えていて。 娘が、tabi-shiroのサウナに友人と行ったというはなしをきいてから、へえ、いつか行きたいなー、と思ってい […]

近代林業のはじまりのあたり

2022年1月5日

ほとんど忘れているけれど、そういえば私は大学で造林学研究室というところに在籍していた。 安曇野市出身の林学者、白澤保美(1867-1947)のことを調べているうちに、彼の残したものを読んでいるうちに思い出した。 大学でも […]

木の実コレクション

2021年10月11日

「今日はね、私は木の実の先生です。  みんなで木の実を探して、木の実コレクションをしよう❗️」 小学校1年生10人のグループを率いて、今日は自然観察を。 秋の始まり、お天気はとてもよくて、ピク […]

温泉の寄り道

2021年9月28日

鹿教湯温泉という、いかにも湯治にぴったりなよいネーミングの、古くからの温泉町がある。 先日、上田方面へ行くことになり、ちょっとだけ寄り道して鹿教湯温泉に入っていくことにした。 日帰り温泉でネット検索し、おお、よさそう&# […]

BEAUTY

2021年7月18日

自然の美しさに息をのむ それはわたしたち人間の根源的な感性なのだろう それはアートへの目覚め   ほとんどだれも訪れることのないような林の中で ひっそりと開葉するタケニグサが教えてくれる

秘密の花園

2021年7月7日

「秘密の花園」と呼びたくなるような場所が、いくつかある。 厳密には「秘密」ではないのだけれど、 多くの人に、その場所や価値を知られていないところ。   長峰山だって、そうだと思う。 長峰山の山頂草原も蝶の森の草 […]

外来種というテーマで

2021年5月30日

この春、外来種にまつわる企画をおこなった。 外来種というテーマはとてもたくさんの側面をもっており、私としてはチャレンジングな展示だった…..どこまで何を伝えるのか??…..幾度となく、私はなにを伝 […]

野草をたべる

2021年5月29日

その植物が、どんな香りと味をもっているのか、とても興味がある。 香りは気軽にたしかめられるけれど、味をたしかめるにはちょっと「ずく」が必要。   最近、この2種に初挑戦してみた。 カキドオシ(シソ科)と フトエ […]

春のさんぽ

2021年4月14日

ここ数年、春は少しだけゆったりした気持ちになるタイミング。 ここのところ見つけた春をつづってみる。   セツブンソウ 3月28日 春のはじまりはこの妖精たちから。今年も元気なあなたたちに出会えた。   […]

小さな女の子の世界

2021年2月8日

  小学生のころの私は月刊のまんが雑誌「りぼん」が大好きで、発売日がいつも待ち遠しかった。 だって、あっという間に読んでしまうから。 流行っていた「ときめきトゥナイト」や「銀曜日のおとぎばなし」、それに「ちびま […]

心にある風景

2021年2月4日

長峰山に向かうときにはいつも、この樹林のトンネルを通った。 過去形になっているのは もう今は両側の樹木は伐られて、すっかり明るくなってしまったから。   今でも、私の心の中には樹林の道の風景が生きている。 この […]

book「自然を名付ける〜なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか」

2021年1月3日

世界には驚くほど多様な生き物が、はかり知れないほど存在している。それに人間はひとつひとつ名前をつけて、表面的な外見の似た者同士や特徴をとらえてカテゴライズしてきた。生き物を知ることは、まず第一に人間が生きていくために必要 […]

人間社会の価値観やスケールの枠組みを超える瞬間

2020年10月23日

昨日、秋の七草と草原植生のはなしをする機会があり、 その導入部で「あなたはどんなところに自然観察のおもしろさを感じる?」と参加者に問いかけてみた。   そして私はアメリカネナシカズラの話をした。 アメリカネナシ […]

世界を広げられたら、それは旅だと思う ②

2020年9月24日

さて午後は、カズミさんにリクエストして、ワクイさん、ヨシザワさんと4人でハーブづくりをやっている方のハーブ畑を見学に。 軽トラックやジムニあたりでなければ、とても走れないようなワイルドな林道を、とんでもなく揺られながら進 […]

世界を広げられたら、それは旅だと思う ①

2020年9月24日

連休中に、車でほんの2時間ばかりのところに住んでいる友人とそこにつながる方々を訪ねた。私の友人のカズミさんは、私の世界をいつも魅力的に広げてくれる人。 家に戻ってきて感じたのは、遠くに行かなくても、新しい世界を体験できた […]

木曽の森と碧い流れ

2020年8月29日

盛夏に訪れた王滝村ウグイ川。 国有林内にあり、ウグイ川にそって林道を歩いて行く。 日差しは強く、緑陰の濃い影に包まれながら。 時にかなり古い苔むした石垣がみられる。 ヒノキかサワラの大きな切り株。 このガラガラの斜面の森 […]

八ヶ岳山麓の植物さんぽ

2020年7月10日

植物仲間の友人と、年に一度の植物合宿のレポートを。 ほんとうは大河原峠からひとまわりする北八ヶ岳周辺を計画していたのだけど、集まってみたもののあまりの風の強さと、尾根付近はほとんど雲の中ということもあって断念。 ほんとう […]

春に会いに

2020年3月18日

新型コロナウィルスの猛威に、世界は戦々恐々の日々。 次々と国境が封鎖され、国によっては外出もしばらく制限されると・・・   そんななか、昨日までの寒さが和らいで、今日は朝から春の陽気。 さて、今日は今年の植物調 […]

home work

2020年2月15日

柚子をたくさんいただいたので、今日の午前中は手仕事を。      ★そのまま→→おふろに浮かべて柚子風呂に。    ★皮を刻んだもの→→冷凍に。少しずつでも使えるように、平たくして冷凍するのがポイント。     […]

光のパウダー

2020年2月10日

冬のフィールドはグリーンシーズンには得られない、思わぬ発見があるもの。 ここのところ戻ってきた寒さにこごえながら、てきとうに林道を歩いてみる。 冷たい風がときおり吹いて、もう少しあたたかったらよかったのに・・・ そう思い […]

LA散歩②

2019年12月29日

こちらはグリフィス天文台。 小高い山の上にあって、多くの人々が散歩がてら訪れている。松本のアルプス公園みたいなかんじだね。 車を置いて、30分ほどおしゃべりしながら歩くと天文台に到着。そこからの眺め。日本の植生を思えば、 […]

LA散歩①

2019年12月29日

ロスに暮らす友人に案内してもらったあれこれをご紹介。 私が友人にリクエストしたところのひとつは「教会」だった。どこでもいいからどこか行ってみたいと。 友人夫妻は特にクリスチャンではないので、どこがいいかなと探してくれたみ […]

ヨセミテからLAへ…2人の女性のこと

2019年12月22日

アメリカ、前半の冒険的なひとり旅では、今思い返してみると、過剰すぎる先のわからない心配も含めて、ひとり旅でしか味わえない宝物のようなできごとばかりだったと思う。 なかでも、私がヨセミテ歩きをスタートさせた朝、出会ったカト […]

THE HUNTINGTON② 植物園

2019年12月5日

さて!植物園めぐりをスタート、とはりきるんだけど、   右を向いても左を向いても見渡す限り庭園なので、どこを撮影していいかわからない・・・           […]

THE HUNTINGTON① 図書館

2019年12月4日

こちらも1日たっぷり楽しめる、ロサンジェルス・パサデナのスポット。 ザ・ハンティントン 図書館・アートコレクション・植物園 1900年ごろロサンジェルスに鉄道を敷き鉄道王と呼ばれた実業家、ヘンリー・ハンティントンの広大な […]

光を求めて

2019年12月2日

この木漏れ日がこぼれたところから、また新しい命が伸び上がってきそうな。 2019年8月小谷村

CA州立自然史博物館 ②

2019年12月1日

  お昼は、気軽なグリルで、ピザを注文。屋外までテーブルと椅子がある。       外のナチュラル・ガーデンに行ってみよう。     それぞれテーマに沿った植生 […]

CA州立自然史博物館 ①

2019年12月1日

  ネットでもあまり情報が多くなかったので、この自然史博物館を紹介してみたい。   建物は大きくて、いかにも、歴史ある立派な趣き。         この博物館の […]

Yosemite⑧ ランダムに

2019年11月21日

ランダム編つづき。 ヨセミテ公園内にある、有名な歴史ある「アワニーホテル」。スティーブ・ジョブスが結婚パーティを開いたり、大統領が泊まったりするほどのホテル。ガイドブックにはビジターも入れると書いてあったが、あまりにも立 […]

Yosemite⑦ ランダムに

2019年11月20日

ここからは印象に残ったことをランダムに、写真とともに綴っていこう。 とにかくいろんな人が自分が望むやり方で公園を楽しんでいる。 自転車、犬の散歩、車椅子の人、かなり年配のおばあちゃんたちグループ・・・ 奥の方に行けば、ク […]

Yosemite⑥ レンジャーと歩く

2019年11月16日

このかっこいい制服の女性は、もちろん、国立公園のレンジャー。 ビジターセンターで質問に答えたり、こんなふうにガイドをするのは「インタープリティブ・レンジャー」と呼ばれる人たち。ほかには銃を持っていて警察のように逮捕権をも […]

Yosemite⑤ 出会った動物たち

2019年11月16日

ヨセミテ-バレーで出会った動物たちの紹介を。 最初に出会ったのは、Western Gray Squirrel 。森のなかに暮らしているリスで、ミラーレイク周辺では木々の上から独特の鳴き声がずっと鳴り響いていた。ともかくこ […]

Yosemite④ ハッピーアイル〜

2019年11月14日

ヨセミテ-バレーの東端に位置するハッピー-アイル(Happy Isles)、ここにはネイチャーセンターと短いトレイルがある。 このネイチャーセンターはグレイシャーポイントという絶壁の真下に位置しており、1996年の崖崩れ […]

Yosemite③ 主な樹木たち

2019年11月8日

ヨセミテ-バレーの土壌は花崗岩の岩か、それが崩壊した砂礫が多い。 広葉樹の森があれば土壌もみられるけれど、谷の両側からから花崗岩の岩は落ちてくるし、マーセド川からもどんどん花崗岩由来の石や砂が運ばれて時に洪水を起こしてい […]

Yosemite② ミラーレイク・ハイキング

2019年11月7日

ヨセミテ滞在の2日目と3日目は朝6時半の始発バスで。これはバス停からの景色。   まだ暗い中でのバス停だけど、近くの別の宿泊エリアに住んでいるらしい小学生が4人、おしゃべりしながらスクールバスを待っていた。 私 […]

Yosemite① 圧倒的な景観

2019年11月4日

◼️玄関口・ヨセミテヴィレッジ周辺 ヨセミテ国立公園で、来訪者を最初に迎えてくれる玄関口はビジターセンターだ。最初から、この壮大な景観に圧倒される! ヨセミテバレーの中心はこのヨセミテヴィレッ […]

Go to USA 〜ハプニングつきの移動〜

2019年11月3日

2日目朝、宿を6時に出て、Uberでバス停へ向かう。写真はバスの乗り場からの眺め。 外はまだ暗く、宿の外には朝まで遊んでいる人たちもいて、ドキドキしながら出るも、通信状況があまりよくなくてUberがすぐに見つからず焦る。 […]

Go to USA 〜サンフランシスコに到着〜

2019年11月1日

2019年10月19日。私は午後7時50分に羽田空港を出発し、同じ日のお昼にアメリカ西海岸サンフランシスコ空港に到着した。タイムスリップみたい。 空港からははじめてのUber(一般のドライバーが空き時間と自家用車を使って […]

秋の一皿

2019年10月10日

年に1回の、小さな人たちといっしょの植物あそび。 ここは松本市内のあがたの森公園。 ヒノキやヒマラヤスギやカツラの香りをかいだり、 イタヤカエデのタネをくるくると飛ばしたり リスのようにどんぐりを拾ったりしていると、 時 […]

DEEP PEACE

2019年10月3日

  DEEP PEACE の時間。 ただ、今、ここにいる、この時が過ぎていく。   空っぽであり、満たされてもいる。 ああそうだ、海はわたしたちの生命のゆりかごなのだった。  

こびとのおうち

2019年6月11日

子どもたちが小さい頃に、母子でいっしょに野遊びをした友人に ほんとうに偶然!15年ぶりくらいに再会した。 彼女は花を使ってとてもすてきな作品づくりをしていて、その個展で。   身近な野山で花材を集めたいという彼 […]

森の中でひっそりと、ずっと

2019年5月29日

森の中でひっそりと咲くエビネなどに出会うとその場所がもっともふさわしく、その姿がもっとも美しく感じられます。 たくさん盗掘されて、数を減らしてきた野生のランたち。   エビネは、その森をとても大切にしていた、と […]

かわいく強い!ヤグルマギク

2019年5月23日

今年もやってきた、ヤグルマギクの季節が。 ここは安曇野市内の麦畑。 今年はほとんどヤグルマギク(ヨーロッパ原産の帰化植物)のお花畑になってしまった。 麦はかろうじて合間から育っているが、探さなければ見つからないほど。 ヤ […]

イタヤカエデの開葉

2019年5月23日

2019年5月23日 美ヶ原の山地にて

Spring is blossoming

2019年5月9日

4月の終わりから5月にかけては、自然界の命があふれだす特別な季節。 できるだけ乾燥させて、ぎゅっと小さく押し込められていた葉の細胞に 大地から吸い上げられた水がすみずみまで行きわたる。 その葉はとても狭いところにいる必要 […]

奈良への旅 観光編

2019年3月28日

奈良を見て回って感じたこと・・・ 万葉ののどかでゆったりとした世界は私の幻想だったのかしらと吹き飛ぶほどの、 凄まじいまでの、唐へのあこがれと執念!   決して再現はできないことは百も承知の上で、この日本の地に […]

白雲木

2019年2月12日

ハクウンボク(白雲木)という名は、穂状の白い花がこぼれるように咲いているようすを名付けたもの。 同じ仲間のエゴノキよりもひと回り大きく、この花はまさに初夏の白い雲と高く青い空を思わせる。 この寒い冬の最中にあっても。 2 […]

春の兆し

2019年2月3日

今日は節分(季節を分ける日)。明日は立春。 そして明後日は新月で、旧暦の元旦である。 厳冬期が少し緩み、春の気配が立ちはじめる日。まさに。 すべての生きものたちにとって、ささやかながら春に向かう宇宙の兆しは、とても重要な […]

見色明心

2019年1月7日

見色明心 しきをみてしんをあきらむ ・・・かたちあるものを見て、悟りをひらく、の意。   新年にふさわしい禅語をみつける。 「色」というのは物質・物理現象のことで、五感を通して感じることのすべてを指す。 般若心 […]

北信濃の原生林 2

2018年11月3日

カヤノ平のブナ林をあとにして、栄村へ。 標高は少し下って1,300mほど。緑がまだ残っている。 ここはミズナラとブナの樹林である。 森の中に足を踏み入れた時、ブナの極相林と比べると、樹種が多くなったことがわかった。森の階 […]

野あそびおさんぽ

2018年10月31日

先週は松本赤十字乳児院にお呼ばれして、近所の公園で、小さな子どもたちとの観察会・・・というより、野遊びおさんぽ。 秋のひととき、植物と親しくなるおさんぽを・・・きれいな草の実、木の実は毒を含むものが多いけれど、口に入れな […]

北信濃の原生林 1

2018年10月12日

北信濃のブナ原生林を訪ねた。   まずは木島平村・カヤノ平。 標高は、駐車場〜北ドブ湿原までおよそ1,500〜1,550m程度の緩い勾配の地形。 森の入り口はシラカンバとダケカンバの混交林。ここは両者が重なる標 […]

カール・ラーション

2018年10月1日

  彼が絵筆をもち、眺めていた植物や空や光の中に、私は溶け込んで、たしかにそこにいたのだ                

木曽谷の天然林へ

2018年9月13日

木曽の五木(ヒノキ、ネズコ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ)はいったいどんなところに自生しているのだろう? 秋の1日、木曽谷の奥、水木沢天然林を訪ねた。 今日の記事はフィールドノート。 ここ、木祖村の水木沢天然林は一応、天 […]

新緑の夢

2017年10月29日

季節はめぐり、秋の深まりを感じる日々。 今日の午前中で、走り続けた今年のグリーンシーズンがようやく終わりを告げた、そんなふうに思える日曜日。これからに向けて考えなきゃならないこと、やらなくちゃいけないことはたくさんあるの […]

ハーブことはじめ

2017年9月30日

昨年あたりからハーブに魅了されている。ハーブや薬草なんてほとんど「気のせいでは?」なんて思っていたのに!開眼、とはこのこと。 その魅力を教えてくれた師は蓼科ハーバルノートの萩尾エリ子さん。 彼女との出会いを綴ってみようと […]

「この世界の片隅に」

2017年2月12日

表題の映画を観てきた。 ほとんどずっと泣きっぱなし。。。   原作も同題で、昔から私が大好きな漫画だ。 原作者のこうの史代さんの漫画はほとんど持っているほど。   舞台は広島。戦前から戦後にかけて、ひ […]

Winter song

2017年1月28日

  今日はある年配の男性が、私に彼の半生を話してくださった。   その土地の植生がとても魅力的で その歴史を知りたいと思って、 昔からそこに暮らしている方にお話を伺う そんな機会がときどきある。 &n […]

home

2017年1月11日

気づかずに座りそうになる。 ていうか、ほんと、いつも邪魔なんだけど。  

長峰山へ

2017年1月4日

今年はもう少しざっくばらんに、ブログを書いてみよう。   ここのところパソコン仕事や年末年始の準備で家にいてばかりだったので 今日は、よし、行こう!と決めて、近くの里山、長峰山に登ってきた。   明科 […]

Moonrise

2016年12月14日

きのう、仕事の帰りに東の山際が明るくて、あ、月が出る、 と思って、人気のないところに車を停めた。   大きな満月が、けっこうな早さで姿を現してくる。   祈りたくなるような 月の女神アルテミスを思わせ […]

森の風景

2016年11月13日

ここのところのお天気はなにか特別。光や空の青さが… 思わず寄り道した林道で、見上げた風景。 いい森はこんな風景をもっている気がする。            

紅葉 2016秋

2016年11月6日

ただただ、見とれるしかないひととき。 美しさを感じるだけ… 安曇野市烏川渓谷にて。  

The Sense of Wonder ことばのおくりもの

2016年11月2日

  地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は そこに命あるかぎり続く力の源を見出すことができる。   渡り鳥、潮の満ち引き、春を待つかたいつぼみのなかには それ自体の美しさと同時に 象徴的な美と神 […]

田んぼのちいさな植物たち

2016年10月21日

今年は稲が実りだすころから、田んぼの植物たちをずいぶん追いかけた。 一番いい場所は、田んぼの四隅。 そこにはいろんな小さな植物がこちゃこちゃとすんでいる。   腰を降ろして、じっとみないと見えてこない。 それほ […]

Peter Rabbit

2016年10月16日

私の絵本のベスト5をあげよと言われたら、迷わず、ピーターラビット・シリーズはその中にはいるだろう。そのくらい、このお話は深く私の心をとらえている。   なんとなくその絵が好きで高校生くらいの時から絵本を少しもっ […]

心豊かになれるところ

2016年9月19日

茅野市にある、ハーバルノート・シンプルズ。 今年のはじめに半日だけのハーブ講座に2回通い、萩尾エリ子さんのお話を聞いた。   なんてすてきな植物の香りだろう… ハーブティーのおいしくてあたたかいこと。 私は五感 […]

ウマノスズクサの花の戦略

2016年8月16日

ウマノスズクサの花の観察がおもしろかったので、ご紹介。 ウマノスズクサは全草有毒で、ジャコウアゲハの食草として有名だけど、花の形はとっても奇妙… というか大変怪しいふんいき…!   花の付け根の袋状の部屋から腐 […]

植物と向き合う登山〜燕岳〜

2016年8月4日

数年前、子どもが中学生になるのを待って、本格的に登山をはじめた。 子どもと行ったり調査で行ったりとそれなりに数を重ねてきたけれど、今回はじめて、ひとりでただひたすら植物と向き合って登山した。コースタイムも休憩も関係なし。 […]

ふるさと阿蘇・熊本

2016年5月14日

私の故郷は、阿蘇。 大地震の時は、ほんとうに遠くから、息を呑んで、青くなって、家族や友人と無事確認の連絡をとるしかなかった。 大規模な土砂崩れや落ちた阿蘇大橋は、家から30分くらいの、いつも市街地へ行く時に使っていたとこ […]

カエデシロップづくり

2016年3月22日

カエデシロップ採取体験、おいしくて、とてもおもしろかった! 菅平にあるNPO法人やまぼうし自然学校の企画に母娘で参加してきました。 やまぼうしさんが手入れしている森があって、そこにとても大きなウリハダカエデがあります。ウ […]

小石川植物園 その2

2016年3月4日

さて、2月中旬は梅が五分咲きでした。 梅はかわいくて、桜よりも香りがありますね。いろとりどりの梅たち。                 &n […]

小石川植物園 その1

2016年2月29日

2月半ばに、小石川植物園(東大の附属植物園)へ行ってきました。 落葉期にどうかな、と思ったのですが、とても楽しかった!一般の入園料は400円です。   中央の方に進むと、本館の横にソメイヨシノ林が広がっています […]

冬芽散歩 その2

2016年1月29日

その1の続きです。 リョウブ。 ちょっと地味なかんじですね。カバーの帽子をかぶっているのですが、じきにとれてしまいます。 じゃあなぜついているのかな。 樹皮はうろこ状にはがれます。ナツツバキなどもそうですね。模様がきれい […]

冬芽散歩 その1

2016年1月29日

1月のある日、渓谷の植物たちの冬芽が見たくて、烏川渓谷緑地にでかけました。 まずはここにたくさんあるアブラチャン。花芽がおどっている手のひらのよう…           […]

切りとるクッキー

2016年1月16日

今日のおやつは、ナイフで切り取るクッキー。 ターシャ・チューダーのクリスマスのクッキー作りを見て、娘が作りたいというのでやってみることになった。 面倒かなと思いきや、案外凝っているのに意外と簡単にできる。 作り方は、下の […]

ヤドリギ、じりじりと拡大中

2015年12月29日

この大ケヤキにくっついているヤドリギ、冬になるたびに気になっています。 年々、じりじりと増えてるんだけど。 下は2012年2月、3年前の写真。 よくみると、実はヤドリギとホザキヤドリギの2種類がいた。 左が常緑のヤドリギ […]

book「タンチョウは悪代官か?」

2015年12月16日

釧路湿原を舞台に、生きものたちそれぞれが窮状を訴えている。 それぞれの生きものたちの声を聞くうちに見えてくるのは…人間が与えた影響の大きさだ。 湿原を半分にしてしまったこと。タンチョウを餌付けしてしまったこと。 それは、 […]

河野齢蔵の足あと〜上伊那農業高校

2015年12月5日

  河野齢蔵先生の足あとを追いかけて、博物館のOさんと上伊那農業高校におじゃましました。 上伊那農業高校は明治28年(1895)設立。歴史と伝統のある高校です。 ここの学生たちが信大農学部の前身をつくったのだと […]

栂池自然園〜天狗原〜白馬大池へ 15.08.28

2015年9月17日

栂池自然園へ到着。 木道、ミズバショウ園と書いてあるところの周辺でクロバナロウゲを発見。 この木道の周辺のみ、北アルプスではこの1箇所のみ! 国内分布はほかに、北海道、東北、尾瀬、日光。周北極地方ルーツ。   […]

安曇野の水フィールドワーク

2015年9月12日

水ジャーナリストの橋本淳司氏をナビゲーターに、安曇野の水について学んだ半日。   ここは明科の長野県水産試験場。信州サーモンなどの稚魚を育てています。 表流水では病原菌が多いため、地下水を利用しているそうです。 […]

ダボス牧場の魅力 〜日本短角牛とヨークシャー種の豚編〜

2015年7月23日

菅平牧場のその奥に、ダボス牧場があります。 伊藤さんと斉藤さんという2組のご家族が経営しておられるダボス牧場。この6月に、この牧場の大ファン!という地元の友人に紹介してもらって見学が実現し、伊藤さんにダボス牧場を案内して […]

根子岳へ

2015年7月18日

上田市のいちばん北東部、菅平牧場から登る根子岳に登りました。 根子岳の標高は2,207m、菅平牧場に登山用の駐車場があり、そこが標高1,600mなので、比較的登りやすい山です。 歴史としては、昭和になって菅平牧場が開かれ […]

映画『みんなのアムステルダム国立美術館へ』

2015年3月28日

みんなのアムステルダム国立美術館へ公式サイト 大改修に10年もかかったアムステルダム国立美術館。ゴタゴタの内幕がオープンに、しかも美しく見応えのあるストーリーとして映画になっている。   この映画を見ると、「民 […]

南信濃村 シダ探訪

2015年3月22日

植物好きの女性同年代3人で、「植物婦人部」なるものを結成し、気楽にマニアックに、年に数回出かけています。ひとりだと傍から見ると怪しげなのですが、3人ならこわくない! 今回は、桜の開花も間近な、長野県の南端の南信濃村へ。 […]

おやつはスコーン

2015年3月1日

今日のおやつは、イギリスのどこかのお母さんのレシピでスコーンを。 ヘルシーなスコーンをしばらくつくっていたけれど、やはりバターがしっかり入ったリッチなスコーンがいちばんおいしいかな。 <材料の配分> つくりかたはほかのス […]

sense of wonder

2015年1月31日

これはここ最近購入した本。 生物多様性とか、自然に親しむとか、ことばで言われても、アタマでわかっても、あんまり意味はない。そもそもそれを言葉にすることって、無理なのかもしれない。 なぜならそれは、感じることでしか得られな […]

雪の中の自然観察も魅力的!

2015年1月17日

植物の調査といえば、もちろん春〜夏にやるものですが、今回はやむを得ず雪の季節にやることになり…白馬村の標高1000mの山へ行ってきました。     スノーシューデビューです! 積雪は1mほどでしょうか […]

地球温暖化の現実

2014年12月27日

地球温暖化が進行している。 今年の世界平均気温は観測史上最高となる見通しが発表された。 今年、IPCC(わかりやすく言うと、気候変動に関する科学者たちの世界的な組織)が7年ぶりに報告書(第7次)を発表した。

植物たちの冬支度

2014年11月29日

  すっかり落葉がすすんだ森のなか。 ここは長野県白馬村です。 落葉した森は、さみしいかんじがしますが、シダ類は常緑のものも多いので、冬の観察にはぴったりです。