冬のフィールドはグリーンシーズンには得られない、思わぬ発見があるもの。
ここのところ戻ってきた寒さにこごえながら、てきとうに林道を歩いてみる。
冷たい風がときおり吹いて、もう少しあたたかったらよかったのに・・・
そう思いながら
暗いヒノキ林を振り向いたら、粉雪がきらきらと輝きながら浮かび上がって舞い散った。
いつでもみることができるかもしれない、なんてことない風景。
同時に、偶然が折り重なった特別な一瞬でもある。
ぞくぞくと育っていたドイツトウヒのこどもたち・・・
大きさがバラバラだし、並んで育っていない様子からは、どうやら近くの植林木から飛んできて、自然にタネから育ったみたい。
ドイツトウヒってこんなふうに実生で広がるんだ。これもこの日の発見だった。