光のパウダー

By siki, 2020年2月10日

冬のフィールドはグリーンシーズンには得られない、思わぬ発見があるもの。

ここのところ戻ってきた寒さにこごえながら、てきとうに林道を歩いてみる。

冷たい風がときおり吹いて、もう少しあたたかったらよかったのに・・・

そう思いながら

暗いヒノキ林を振り向いたら、粉雪がきらきらと輝きながら浮かび上がって舞い散った。

 

いつでもみることができるかもしれない、なんてことない風景。

同時に、偶然が折り重なった特別な一瞬でもある。

 

ぞくぞくと育っていたドイツトウヒのこどもたち・・・

大きさがバラバラだし、並んで育っていない様子からは、どうやら近くの植林木から飛んできて、自然にタネから育ったみたい。

ドイツトウヒってこんなふうに実生で広がるんだ。これもこの日の発見だった。