瞬き

2022年8月3日

  あの火山がつくった絶景の中に降りていって、 人間の時間をはるかに超えた時間軸で形成された湿地を訪れた     そこには 乾燥化が進んでいることを教えてくれるヨシが、どんどん茂りはじめてい […]

自然を体験し、学ぶこと

2022年3月4日

先日、子どもたちへの自然教育について話をする機会があり、改めてそのテーマについて考えてみた。 私はこれまでに、大人向け、子ども向けの自然観察や学習会をたくさんやってきたけれど、ここにきて、知識で伝えたことって、ほとんど残 […]

フィンランドのサウナ

2022年1月23日

「フィンランドのおじさんになる方法。」という、私のお気に入りの本のなかにサウナの話がでてくるのを覚えていて。 娘が、tabi-shiroのサウナに友人と行ったというはなしをきいてから、へえ、いつか行きたいなー、と思ってい […]

温泉の寄り道

2021年9月28日

鹿教湯温泉という、いかにも湯治にぴったりなよいネーミングの、古くからの温泉町がある。 先日、上田方面へ行くことになり、ちょっとだけ寄り道して鹿教湯温泉に入っていくことにした。 日帰り温泉でネット検索し、おお、よさそう&# […]

春のさんぽ

2021年4月14日

ここ数年、春は少しだけゆったりした気持ちになるタイミング。 ここのところ見つけた春をつづってみる。   セツブンソウ 3月28日 春のはじまりはこの妖精たちから。今年も元気なあなたたちに出会えた。   […]

小さな女の子の世界

2021年2月8日

  小学生のころの私は月刊のまんが雑誌「りぼん」が大好きで、発売日がいつも待ち遠しかった。 だって、あっという間に読んでしまうから。 流行っていた「ときめきトゥナイト」や「銀曜日のおとぎばなし」、それに「ちびま […]

心にある風景

2021年2月4日

長峰山に向かうときにはいつも、この樹林のトンネルを通った。 過去形になっているのは もう今は両側の樹木は伐られて、すっかり明るくなってしまったから。   今でも、私の心の中には樹林の道の風景が生きている。 この […]

人間社会の価値観やスケールの枠組みを超える瞬間

2020年10月23日

昨日、秋の七草と草原植生のはなしをする機会があり、 その導入部で「あなたはどんなところに自然観察のおもしろさを感じる?」と参加者に問いかけてみた。   そして私はアメリカネナシカズラの話をした。 アメリカネナシ […]

世界を広げられたら、それは旅だと思う ②

2020年9月24日

さて午後は、カズミさんにリクエストして、ワクイさん、ヨシザワさんと4人でハーブづくりをやっている方のハーブ畑を見学に。 軽トラックやジムニあたりでなければ、とても走れないようなワイルドな林道を、とんでもなく揺られながら進 […]

世界を広げられたら、それは旅だと思う ①

2020年9月24日

連休中に、車でほんの2時間ばかりのところに住んでいる友人とそこにつながる方々を訪ねた。私の友人のカズミさんは、私の世界をいつも魅力的に広げてくれる人。 家に戻ってきて感じたのは、遠くに行かなくても、新しい世界を体験できた […]

光のパウダー

2020年2月10日

冬のフィールドはグリーンシーズンには得られない、思わぬ発見があるもの。 ここのところ戻ってきた寒さにこごえながら、てきとうに林道を歩いてみる。 冷たい風がときおり吹いて、もう少しあたたかったらよかったのに・・・ そう思い […]

LA散歩②

2019年12月29日

こちらはグリフィス天文台。 小高い山の上にあって、多くの人々が散歩がてら訪れている。松本のアルプス公園みたいなかんじだね。 車を置いて、30分ほどおしゃべりしながら歩くと天文台に到着。そこからの眺め。日本の植生を思えば、 […]

LA散歩①

2019年12月29日

ロスに暮らす友人に案内してもらったあれこれをご紹介。 私が友人にリクエストしたところのひとつは「教会」だった。どこでもいいからどこか行ってみたいと。 友人夫妻は特にクリスチャンではないので、どこがいいかなと探してくれたみ […]

ヨセミテからLAへ…2人の女性のこと

2019年12月22日

アメリカ、前半の冒険的なひとり旅では、今思い返してみると、過剰すぎる先のわからない心配も含めて、ひとり旅でしか味わえない宝物のようなできごとばかりだったと思う。 なかでも、私がヨセミテ歩きをスタートさせた朝、出会ったカト […]

光を求めて

2019年12月2日

この木漏れ日がこぼれたところから、また新しい命が伸び上がってきそうな。 2019年8月小谷村

DEEP PEACE

2019年10月3日

  DEEP PEACE の時間。 ただ、今、ここにいる、この時が過ぎていく。   空っぽであり、満たされてもいる。 ああそうだ、海はわたしたちの生命のゆりかごなのだった。  

奈良への旅 観光編

2019年3月28日

奈良を見て回って感じたこと・・・ 万葉ののどかでゆったりとした世界は私の幻想だったのかしらと吹き飛ぶほどの、 凄まじいまでの、唐へのあこがれと執念!   決して再現はできないことは百も承知の上で、この日本の地に […]

春の兆し

2019年2月3日

今日は節分(季節を分ける日)。明日は立春。 そして明後日は新月で、旧暦の元旦である。 厳冬期が少し緩み、春の気配が立ちはじめる日。まさに。 すべての生きものたちにとって、ささやかながら春に向かう宇宙の兆しは、とても重要な […]

見色明心

2019年1月7日

見色明心 しきをみてしんをあきらむ ・・・かたちあるものを見て、悟りをひらく、の意。   新年にふさわしい禅語をみつける。 「色」というのは物質・物理現象のことで、五感を通して感じることのすべてを指す。 般若心 […]

カール・ラーション

2018年10月1日

  彼が絵筆をもち、眺めていた植物や空や光の中に、私は溶け込んで、たしかにそこにいたのだ                

ハーブことはじめ

2017年9月30日

昨年あたりからハーブに魅了されている。ハーブや薬草なんてほとんど「気のせいでは?」なんて思っていたのに!開眼、とはこのこと。 その魅力を教えてくれた師は蓼科ハーバルノートの萩尾エリ子さん。 彼女との出会いを綴ってみようと […]

「この世界の片隅に」

2017年2月12日

表題の映画を観てきた。 ほとんどずっと泣きっぱなし。。。   原作も同題で、昔から私が大好きな漫画だ。 原作者のこうの史代さんの漫画はほとんど持っているほど。   舞台は広島。戦前から戦後にかけて、ひ […]

Winter song

2017年1月28日

  今日はある年配の男性が、私に彼の半生を話してくださった。   その土地の植生がとても魅力的で その歴史を知りたいと思って、 昔からそこに暮らしている方にお話を伺う そんな機会がときどきある。 &n […]

Moonrise

2016年12月14日

きのう、仕事の帰りに東の山際が明るくて、あ、月が出る、 と思って、人気のないところに車を停めた。   大きな満月が、けっこうな早さで姿を現してくる。   祈りたくなるような 月の女神アルテミスを思わせ […]

森の風景

2016年11月13日

ここのところのお天気はなにか特別。光や空の青さが… 思わず寄り道した林道で、見上げた風景。 いい森はこんな風景をもっている気がする。            

紅葉 2016秋

2016年11月6日

ただただ、見とれるしかないひととき。 美しさを感じるだけ… 安曇野市烏川渓谷にて。  

The Sense of Wonder ことばのおくりもの

2016年11月2日

  地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は そこに命あるかぎり続く力の源を見出すことができる。   渡り鳥、潮の満ち引き、春を待つかたいつぼみのなかには それ自体の美しさと同時に 象徴的な美と神 […]

心豊かになれるところ

2016年9月19日

茅野市にある、ハーバルノート・シンプルズ。 今年のはじめに半日だけのハーブ講座に2回通い、萩尾エリ子さんのお話を聞いた。   なんてすてきな植物の香りだろう… ハーブティーのおいしくてあたたかいこと。 私は五感 […]

ふるさと阿蘇・熊本

2016年5月14日

私の故郷は、阿蘇。 大地震の時は、ほんとうに遠くから、息を呑んで、青くなって、家族や友人と無事確認の連絡をとるしかなかった。 大規模な土砂崩れや落ちた阿蘇大橋は、家から30分くらいの、いつも市街地へ行く時に使っていたとこ […]