春のさんぽ

By siki, 2021年4月14日

ここ数年、春は少しだけゆったりした気持ちになるタイミング。

ここのところ見つけた春をつづってみる。

 

セツブンソウ 3月28日

春のはじまりはこの妖精たちから。今年も元気なあなたたちに出会えた。

 

みながこぞってトレッキングにやってくる、豊科の光城山ではソメイヨシノが満開。

例年よりも2週間ほど早いようだ。山頂ではヤドリギとのコラボレーションがおもしろい。

ヤドリギだって絶賛、開花中なのだ! ほとんど目立たないけれど。

 

オオヤマザクラ 4月12日

ソメイヨシノよりも少し遅れて、オオヤマザクラが開花。

つるつるでベタつく萼、新葉が赤いことも特徴。これは光城山の植栽木。

 

ナズナ畑とそのむこうのエドヒガン 4月5日

毎年観察に通っている棚田では、神社のエドヒガンが満開。

それを背景に、耕された畑にでてきたナズナたちも満開。

 

ホトケノザ 4月5日

この春、追いかけることになったホトケノザ。

こちらは、新しく入って来たホトケノザたち。淡いピンク色のじゅうたんをつくる。

 

こちらは在来のホトケノザ。

私たちが親しんできたホトケノザはこんなふうに点在して生育している。

そして、花の色(上唇)がはっきりと濃い。

しかしこのホトケノザたちは、実はかなり少なくなってるかもしれない。

ホトケノザは耕された耕作地にばかりでてくるので、撹乱依存性が高いのだろう。

あっというまに入れ替わってしまうかもしれない。

 

イヌノフグリ 4月11日

自宅周辺では、ずっと昔からの住人、イヌノフグリが小さく満開。

ぷっくりしたタネはもうしばらくかかりそうね。

 

キバナノアマナ 4月13日

私が活動している森倶楽部21のフィールド、長峰山で。

樹林の縁や古い耕作地のあぜに、ちょんちょん姿を表す。

だんだんに見つけられるようになって、「あ、咲いてるよ!」と歓声が上がる。

 

目的をもってでかけると、それを達成することがもっとも大切になる。

だいたいものごとは目的をもって進められる。

仕事は特にそんなことの繰り返しだ。

だけど

それはプロセスにまつわる豊かさを、目的のために失ってしまうことにもつながる。

ときには「楽しまなきゃいけない」と、楽しむことさえ目的になると..

 

もっと肩の力を抜いて、リラックスして

そのときの、プロセスや出会いを楽しんでみたら。

目的達成ではなく、プロセスを楽しむことをゴールにする。

そして、そのプロセスに自分らしくつながること。

ここのところ、そんなありかたを考えている。

 

そんなふうに過ごす時間には、思いがけない発見があって、なにげない一瞬に感性が開かれる。

今、という時間と空間に、自分をゆっくり委ねてみる。