季節はめぐり、秋の深まりを感じる日々。
今日の午前中で、走り続けた今年のグリーンシーズンがようやく終わりを告げた、そんなふうに思える日曜日。これからに向けて考えなきゃならないこと、やらなくちゃいけないことはたくさんあるのだけど、今から明日にかけて、気もちをいったんゼロにリセットしようと決めた。
なんとなく写真の整理をはじめたら、今年の5月上旬、新緑のすてきな樹木たちがでてきて改めて心動かされる。
安曇野市、北アルプスのふもとに生きる、樹木たちの芽吹き。
トチノキの新葉。
夏には大きな葉をいっぱいに広げて空が見えなくなるのに、芽吹きの時季はこんなにかわいい。
烏川渓谷緑地森林エリアのカエデの花たち。
これがなかなか、それぞれに個性的。
これはミツデカエデ。上向きに穂状に咲く。
オオモミジ。赤い萼がチャームポイント。
オオモミジの芽吹き。葉のふちがまるまってる。
コミネカエデ。葉を包んでいた赤い包葉がくるんと丸まってかわいらしい。
チドリノキ。透き通るような新緑。カエデらしくないけれど、れっきとしたカエデの仲間。
花が羽を広げた千鳥のようだから、この名がつけられたらしい。
種ができはじめている。くるんとした雌蕊が残っている。
里のソメイヨシノがすっかり散ってしまったこの時期は、山のサクラたちの花の季節。
ウワミズザクラ。バラ科ウワミズザクラ属。
ブラシのような穂状の白い花。
アオナシ。バラ科ナシ属。
桜の花よりひと回り大きくて、サクラのように赤みがないから雪のよう。
オオヤマザクラ。バラ科サクラ属。
純粋なオオヤマザクラはもっと葉も花も赤みが強い気がして…うーんカスミザクラも混ざっているかもしれないな…
これは中房の谷でみたカツラの新緑。カツラの葉は、ただでさえハートの形でかわいいのに、こんなに小さく並んでいたら、もうどうしようかというかわいさ。
心あらわれる季節。
つい半年前のこと、そして半年後のこの季節は夢のよう…そんな景色。