カエデシロップづくり

By siki, 2016年3月22日

カエデシロップ採取体験、おいしくて、とてもおもしろかった!

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菅平にあるNPO法人やまぼうし自然学校の企画に母娘で参加してきました。

やまぼうしさんが手入れしている森があって、そこにとても大きなウリハダカエデがあります。ウリハダカエデは県内では一般的に見られる樹木ですが、ここのは大きい。

ウリハダカエデはたいてい伐られてしまうので、高木は見ないだけで、ちゃんと高木になるのですね。それに大きくなると樹皮は「ウリ肌」ではなくなります

そのウリハダカエデの幹の維管束のところに1cm程度の穴を開けて、ペットボトルを設置。気温がぐっとあがると、樹液がたくさんとれるのだそうです。開けたそばからぽたぽたとほんのり甘い樹液が流れてきます!

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子どもたちは雪遊びにおおはしゃぎ。

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チューブを長くして、ポリタンクにしてみる方法も。このほうがいいかもしれないですね。頭の使いドコロです。

糖分があるため、毎日回収が必要です。やはりそれが一番大変なのです。長峰山でもやりたいのだけど、そこが課題です。

そしてなんと、シロップにするためには50分の1にも煮詰めるのです!驚きの濃縮です。

日々の採集も濃縮も、大変なところはみんなやまぼうしさんがやってくださいました、感謝。

 

 

 

 

斜面のふもとにはとてもいいかんじの湿原があります。

これはどうやらヒメザゼンソウのよう。ザゼンソウとちがって、葉がさきに開きます。

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これは今朝我が家でつくったホットケーキ。

配合ミックスをつかわないで、お砂糖控えめにして、カエデシロップを堪能しました。

カナダ産のサトウカエデとはまた一味違う甘さ。私はとっても香ばしい甘さだと思います。不思議!

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やはり私の中にしっかり息づいているのは、ローラ・インガルスの物語。

「大きな森の小さな家」、アメリカのウイスコンシン州の森のなかで、じいちゃんが集めるメープルシロップのエピソードです。それは他の誰でもない、ガース・ウィリアムスの挿絵で。

このお話によると、かなり強火で煮ていくみたい。


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そしてお昼は、峰の原へ。

峰の原では樹氷がしっかりついていて、シラカバ林はとても幻想的な世界になっていました。美しい!

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ペンションふくながで開かれた、期間限定のレストラン「信州の食卓」へ。

東御市のパン屋さん、ローカルベンチの中嶋さんのつくるお料理はとっても美しくておいしいのです。

峰の原の銀世界と、ペンションふくながのヨーロッパの田舎のようなふんいきがとても調和して、おいしく幸せな時間をいただきました。
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