植物と向き合う登山〜燕岳〜

By siki, 2016年8月4日

数年前、子どもが中学生になるのを待って、本格的に登山をはじめた。

子どもと行ったり調査で行ったりとそれなりに数を重ねてきたけれど、今回はじめて、ひとりでただひたすら植物と向き合って登山した。コースタイムも休憩も関係なし。

登りも下りも植物、植物… 好きなことに100%向き合う幸せのなかの登山だった。

…記録にかなり必死だったんだけど(笑)、ちゃんと記録するとやはり見えてくるものが違う。

 

いくつかの写真でその一端をご紹介。

ヨツバシオガマ(ハマウツボ科) 細身の美人さん、のイメージ。

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クモマスミレ(スミレ科)

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北燕岳の東斜面は、広いお花畑だった。このエリアは白と黄色が織りなす花園。

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でも2/3ほど行ったところで、サル3匹に出会う。

その先にも行きたくて粘っていたら、「キッキッキッキッ」と脅かされ、終いには石を上から落としてきたので、やむなく退散した。女性一人、完全にナメられてる…

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タカネナデシコ(ナデシコ科)

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ハクサンフウロ(フウロソウ科)

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タカネグンナイフウロ(フウロソウ科)

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ホシガラス。コマクサの花たちが背景に。

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燕山荘から燕岳へ向かう。ここはすべて花崗岩の山。白さが美しい。

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幸運なことに本当にお天気に恵まれた。雲とガスで刻々と表情を変える夕日。

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満点の夜空もすばらしかった。誰もいない夜中の3時頃、空を見上げて過ごす特別な時間。

そして朝日もまたすばらしい。

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燕岳といえば、コマクサ。今年は季節が早くて、もう終わりっぽい。

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トモエシオガマ(ハマウツボ科)上から見る、「巴」のようす。

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今回は、私の登山のあり方を決定的に変えたかもしれないな…