小石川植物園 その1

By siki, 2016年2月29日

2月半ばに、小石川植物園(東大の附属植物園)へ行ってきました。

落葉期にどうかな、と思ったのですが、とても楽しかった!一般の入園料は400円です。

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中央の方に進むと、本館の横にソメイヨシノ林が広がっています。

下にはベンチもあって、きっと開花の季節は美しくにぎわうのでしょうね。

 

 

 

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植物園の一角にある柴田記念館は小さい建物ですが、ショップにもなっています。

各種松ぼっくりの飾り、いいかんじです。やはり解説があるといいですね。

多田多恵子さんの本が。そういえば彼女はここの大学院を出ておられたのでした、

 

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新発田記念館を出ると、向かいにシダ園があります。

この小さい空間に130種も植えてあるそう。日本はあたたかく湿潤な気候だから、世界的に見てもシダの種類も豊富です。

 

 

 

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これはあの「ニュートンのリンゴ」

ニュートンが万有引力の法則を発見したという有名な逸話がありますが、そのきっかけとなったニュートンの生家のリンゴの木は、接ぎ木で世界中に分けられて育てられているのだそうです。

ここにはそのとなりに、遺伝で有名なメンデルが実験に使ったというブドウの木もありました。

物理や生物を目指す学生さんが詣でにくるのかしら?

 

そして薬草保存園!

小石川植物園の前身は、徳川幕府直轄の薬草園だった、そのときの雰囲気が残してあるところです。

ちゃんと当時栽培されていた100種あまりの薬草が栽培されています。

手前にアサガオの表示。アサガオももともとは薬草として入ってきたのでした。

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薬草園の中に春一番の花を見つけました!え、でもフクジュソウって毒草じゃなかったっけ!?

調べてみたら、使い方要注意の劇薬なんだそうです。

強心・利尿に効果。しかし民間の利用はとめられているとのことです。

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薬草園のお隣は、分類見本園。

畝が作られて、科ごとに植物が植えてあります。

限られた種類ですが、科ごとに並べてあるって、勉強するにはいいですね。植物たちは窮屈だろうけれども。

 

 

ミツマタの花。長野県にはありません、ちょっとなつかしい。

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カンザクラ(園芸種)が満開でした。まだ2月の半ばなのに、こんなに花見ができるとは。

長野より2週間ほど早いようです。

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その2へ続きます。